写真は分譲マンション等鉄筋コンクリート造りの建物や最近の気密木造住宅によく採用される湿度センサー式パイプファンである。
壁の中(躯体)にパイプを通し湿った空気を感知し設定した湿度を超えると自動的にファンが作動、湿度が下回ると自動でストップする優れもので特に洗面所や家事室など結露が気になる部屋に大変便利な設備である。
しかしある日気がつくとファンが回っているのに壁や窓のガラスに結露がびっしり発生していることがある。
実は本体表面のフィルターはこまめに掃除機などで吸い取ってもパイプファンの中で目詰まりしている場合があるのだ。
パイプファンの白いプラスチック製のカバーを取りビス2本を回し本体を撤去すると壁の奥に外壁に取り付いている丸型換気カバーの裏側の網目状の部分が目詰まりしているのが確認できる。
これは室内の暖かく湿気た空気と一緒に細かいホコリが排気されるときに、外気に接し冷たくなった金属の網目に結露しホコリが付着する・・・そして乾燥しホコリが定着・・・の繰り返し。
約2年くらいで目詰まりを起こす。
柄の長いブラシ等でホコリを落とし掃除をした後がこの写真。
排気能力復活、結露解決!
換気扇自体が壊れて排気能力が悪くなって来たと思い新品交換を検討されている方で、このサイクルに気がつかない方もいらっしゃいますのでご参考に。
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